![]() by waruwagon プロフィール
Taku 29歳 独身 ドS
僕はきっと、世界一幸せななニートだと思います。 2006年10月より550日間世界一周旅行中。アジアもヨーロッパも中東もアフリカも南米も南極も中米もカリブ海もとっても思い出深いです。 ちょっと「わるのり」で地球2周目の冒険へと出発しましたが、遂に日本に帰国することに致しました。 まもなくわるのり最終回。 いままで、応援ありがとうございました! **************** 現在お嫁さんを募集中! ・日本語が話せる健康な方を募集しています ・未経験者優遇 ・経験者歓迎 ・楽しい職場です ・日本食が作れると素敵 (仕事の性質上、今回は女性のみの募集となります) **************** ※定員に達しましたので募集を終了します。欠員が発生した場合、再度募集を開始いたします。 お嫁さん応募、他応援メッセージなどメールいただけると飛んで喜びます。 warunori@gmail.com **************** カテゴリ
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![]() 毎日暑い日が続きますね。 日本もずいぶん暑くて大変だと聞いています。 お互い暑い夏をなんとか乗り切りましょうね。 で、こんなこと言ってはなんですが、正直な僕の気持ちを言うと... 「いいじゃん、君たちの家にはエアコンあるんでしょ?!」 …と、言いたい。 だってさぁ、メキシコの物価は思った以上に高くて、その中でも最も高いカリブ海リゾートに居る僕にとってエアコン付きのホテルは夢のまた夢。そんなホテルの泊まろうと思ったらUS50ドルくらいしちゃう訳です。ついこのあいだまでエクアドルでは永遠の春と呼ばれる気候の中、1泊3ドルのシングルだったのに(涙) ただでさえもダイビングはお金のかかるスポーツでしょ。いま1日1万円くらい使ってるんだよ!さすがに持たないって!!まったく、記憶にしか残らないのに困ったスポーツにハマってしまいました。 さて気を取り直してここはメキシコ、リゾートエリア。 100回考えてもアメリカ人のためだけに開発されたであろうこのエリアは、ほぼ100%英語が通じる、中南米でもレアなエリアです。アメリカ人が安心して滞在できるように街の治安もとてもよく、夜中に2時過ぎまで歩行者天国は人で溢れかえっています。本当にこれは誇張ではなく『いったいどこからこんなに観光客が...』と思うくらい人、人、人...。ディズニーランド閉園間際のお土産物ゾーンのような人出が毎日続いています。そしてそんな人達が困らないように、町にはあのマクドナルドはもちろん、サブウェイやスターバックス、なんとセブンイレブンにハーゲンダッツまであるんです。もうセブンイレブンなんて1年半ぶり! いままで僕は方々で『リゾート好き』をアピールしてきました。そんな僕がカリブ海リゾートに抱いていた期待はかなり大きかったのです。そんな本物のリゾートを体験した私、感想はといいますと、 「もう、いいや。」 だってどんなに海が綺麗でも、透き通るようでも、イモ洗いビーチでひとりは寂しすぎます。ひと夏のアバンチュールを期待してかわいい水着も買いに行ったけど、どこの店に行っても『あなたのサイズはないわ』と言われて撤収。おいおい、ウエスト28インチって別に普通だろ??最低サイズが34インチからって、どんなデブ王国だ!納得できません!! まぁそれでも海は俺を裏切らないさ、っとカリブ海で最も有名なコスメル島でダイビングをしてきたのだけど、、、あれっ、こんなもんなの?確かに透明度はすごくて50m超まで見えるという奇跡の透明度を誇る海なんだけどなんか面白くない。コーラルが古いから?固有種が地味だから?サメがナマズみたいな顔をしてるから?イルカが訓練されていて人間を乗せて泳ぐから?確かに色々綺麗なんだけど俺を興奮させる何かが足りない...。なんだ?なんだ?期待していたトップレスの女がひとりもいないからか?やっぱアバンチュールか? まぁそれでもどうせ逃げ場はないし、ガンジャ吸いながらビーチでのんびりしてるのは悪くない。そんな思いでコスメルで少しのんびりして船着場の町まで帰ってきたら怪しい男が「面白いダイビングがあるぞ」と囁く。今の俺にとって「深田恭子が隣のビーチで女子騎馬戦してるぞ。ポロリもあるよ」と囁かれるくらい効果的なその一言。 翌朝、ダイブセンターへ行くとこのエリアにしては妙にしっかりした機材が用意されている。ダブルタンクに5mmのフルスーツ、懐中電灯にダイバーズナイフ。そして車に乗せられる。目の前はもう海だというのに。 大体この辺の海はどういうわけか通常で水温が28℃、下手したら30℃を越えてしまう海なのだ。だから裸で潜れる。ウエットスーツもブーツもいらないから機材は最小限。ウエイトもほとんど要らない。そんな海なのにこの重装備は...は!もしかして海ではないのか?? 連れて行かれたのはセノーテ[Cenote]と言われる地底湖。ユカタン半島には川がなく、地面にしみこんだ雨は石灰層で濾過されて地下水脈に流れ込む。その地下水脈でダイビングを行おうと言うのだから発想が凄い。 当然地下水脈だから地上からチャポンとエントリーは出来ない、地上にポッカリ空いた穴から4mくらい下の地底湖に完全装備でダイビングだ。正直、"帰りはどうするの?"という疑問が頭から離れなかった。 このセノーテダイビングは本当に素晴らしい。コスメル島の海も世界最高ランクの透明度50mだったけど、ここはまさに水が存在するのを忘れてしまうくらいの透明度。ガイドに言わせるとここの透明度はクリスタルクリアーというのだそうだ。そして洞窟内には壁も天井もすべてが鍾乳石。この特殊環境の中では木すら化石となってしまっている。 言うならば、風の谷のナウシカで腐海の奥底に存在していた清浄の大地のようだ。土や木は地上の毒素を取り込んで化石となって砂になる。そして白き清浄の大地が永遠に続いている。素晴らしい! ![]() ![]() もちろんこのダイビングは洞窟ダイブに分類されるし、砂を巻き上げること、鍾乳石など、いかなる場所に触れることもご法度。そして真っ暗の中、直径50cmの穴くぐりも連発するので、ある程度経験があり、精神的に安定したダイバーにしかお勧めできません。事実、このセノーテダイブではもう300人以上のダイバーが死んでいるわけだし。 でも素晴らしいダイブが出来ると本当に幸せだ。 その満足感はボーナス査定がうまくいった満足感とも、恋人とまったり過ごす満足感とも違う。カラダの真ん中あたりから染み出す満足感と心地よい疲労感に包まれながら、今日も僕はエアコンのない安宿で深夜2時なのに30℃という気温と戦いながら、寝る。
by waruwagon
| 2008-08-07 12:47
| 49.メキシコ
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