by waruwagon プロフィール
Taku 29歳 独身 ドS
僕はきっと、世界一幸せななニートだと思います。 2006年10月より550日間世界一周旅行中。アジアもヨーロッパも中東もアフリカも南米も南極も中米もカリブ海もとっても思い出深いです。 ちょっと「わるのり」で地球2周目の冒険へと出発しましたが、遂に日本に帰国することに致しました。 まもなくわるのり最終回。 いままで、応援ありがとうございました! **************** 現在お嫁さんを募集中! ・日本語が話せる健康な方を募集しています ・未経験者優遇 ・経験者歓迎 ・楽しい職場です ・日本食が作れると素敵 (仕事の性質上、今回は女性のみの募集となります) **************** ※定員に達しましたので募集を終了します。欠員が発生した場合、再度募集を開始いたします。 お嫁さん応募、他応援メッセージなどメールいただけると飛んで喜びます。 warunori@gmail.com **************** カテゴリ
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パキスタン総括である。
3月25日に入国し4月28日に出国、約1ヶ月をパキスタンで費やし、その大半を北部フンザ地方で過ごした。 総括としては『めちゃくちゃ楽しかった!!』そして『死ぬほど苦しかった(涙)』 最初に訪れたラホールに、結局6連泊もしてしまったのはインドと違うその常識性に感動したという事のほかに、宿があまりに快適だったからだ。そもそもラホールは何十年も前から「ホモの聖地」と呼ばれ、駅前の安ホテルに宿泊すると夜中にタンスが動き屈強な男達が入ってきて問答無用に犯されるという、通称「マジックホテル」と呼ばれるホテルしかなかったので旅人にとっては「素通りする街」として知られていた。そこに「唯一安全」を掲げたリーガルインターネットインという安宿が誕生した。リーガルのオーナーMr.マリックは元大統領報道官らしく一般旅行者がなかなか出入りできないような宗教施設、イベントに夜な夜な連れて行ってくれるというサービスを始め、多くのバックパッカー達のハートを掴み「どんなガイドブックにも載っていないのになぜかみんな知っている宿」として一躍有名になった。 但し、この宿は汚く旅行者間の治安もイマイチ(盗難が多い)。従業員は麻薬の売人という「難あり宿」でもあった。僕も当初はリーガルに宿泊しようと思っていたのだが、デリーで会った旅人に「オアシスってゲストハウス、出来たばかりで綺麗だよ」と聞き試しに泊まってみたら快適さに即沈没モードへと突入したのでした。 スーフィーとはイスラム神秘主義という一派で大麻を吸ってクルクル廻り続けることでトランスし神に近づくと言う非科学的な一団なのだが週に1回木曜の夜にトランスパーティーを開くのだ。これは勿論パキスタン人のためのパーティーである。外国人などとんでもないという世界なのだが、リーガルのMr.マリックとオアシスのカリムはどういうコネか知らないがこのイベントに外国人を連れて行ってくれるのだ。 20畳くらいのスペースに約200人が座りこみ大麻を吸い、トランス状態で太鼓を叩き踊り狂う連中を延々4時間見つめると言う実にクレイジーなイベントだ。写真撮影は禁止なので本来は写真は無いが、まぁ日本のブログまではチェックしないだろうから隠し撮りした画像をアップしよう。 ちなみにこのイベント、外国人はホモのパキスタン人の標的になるので絶対に一人で行ってはならない。終わるのは深夜2時だしジャンキーだらけのスーフィーは真剣に危ないと思う。 砂漠地帯が大半のパキスタンだが、フンザは標高も2600mと高く朝晩はかなり冷え込むものの、日中は太陽の恵みに花も人も喜び、杏やサクラ、アーモンドが全開の素晴らしい季節を迎えていた。フンザ入域まではかなり大変なことがあったのはご存知の通りだが、やはりここでの暮らしは素晴らしかった。 4/2には四分咲きだった花々はすぐ満開になりパキスタンに居ながらお花見が楽しめたが、残念ながらイスラム教国なので酒はご法度だ。花が散ってからは緑がどんどん増えていった。本当に素晴らしい季節に訪れることが出来て良かった。下の写真は4/8と4/22の同じ風景を写した写真である。いや~、自然ってすごいね。 そしてフンザはとにかく人が優しい。トレッキングに行こうと道を歩いていると必ずと言ってよい程、車が止まり「乗ってけ!」と言われる。公共バスなどほとんどなく不便な地域だかヒッチハイク天国のフンザではまったく問題にならない。車はトヨタのランドクルーザーの事もあればパトカーだったりトラックだったり耕運機だったりもする。『止まってもらえたら必ず乗れ』というヒッチハイカーの規則に基づきどんな車でも喜んで乗せてもらったが土砂満載のトラクターはさすがにキツかった。 フンザの北のゴジャール地方は美人の産地だった。そもそもパキスタンには数え切れないほどの種類の少数民族が暮らしているのだがゴジャールの女性たちは本当に美しかった。ジャイアンの実家くらいの規模の店が2、1軒しかないレストランのメニューは一種類という不便な地域だが、一瞬「ここで余生を暮らしても良いな・・・」と思ったが僕の余生はまだまだ長そうなので諦めてしまった。しっかし美人ばっかりだったな・・・ そんないいことずくめのフンザにも欠点がある。水道水が極端に汚いのだ。元々この地域は氷河の溶け水を生活用水に使っているため砂利やゴミが混じる。まぁそれは良い。発展途上国の更に奥地にそこまでは求めない。但し、問題は色だ。百聞は一見にしかず。フンザの水道水の色をお見せしよう。 次に向ったアフガニスタンとの国境地域にあるペシャワールは比較的治安の良いパキスタンにおいてはやはりかなり異色な街だった。銃や麻薬が自由に買え、街にはアフガニスタン難民が溢れているというのがその理由なのだが、やはり日が落ちてから歩ける雰囲気ではない。危ない海外生活で養われた勘が何度も囁いていた「ここはヤバイぞ」と。 しかしペシャワールに見所は多い。なんせここは三蔵法師がその生涯を掛けて目指したガンダーラなのだ。古代仏教の聖地、いまではその影が見られるのはペシャワール博物館だけだ。しかし中国からヒマラヤ山脈を越えてここまで徒歩で辿り着いた三蔵法師にはまったく頭が下がる。しかもこの街は猛暑だ。とてもじゃないが仏教の勉強が効率よく出来る町だったとは思えないのだが・・・ この街は食事が特に美味かった。やはり紀元前よりシルクロードの要所と呼ばれていた地域だけあり国際色豊かな食事が安く食べることが出来た。もっとも日が暮れえる前に食事に行かないと武装強盗に襲われちゃうので夜中腹が減って仕方なかったのだが。 そういえばパキスタンで僕は随分とモテた。ここはイスラムの国なのだから当然異教徒の僕らは女性たちと知り合う機会も無ければ恋愛対象にもならないはずなのだが・・・。ホモは別としてもゴジャールで求婚されたしペシャワールでは逆ナンパされ女子大生と密かに交流した。イスラムの女性が意外なほど積極的なのには驚いた。もっともゴジャール地域以外のパキスタン女性は性格重視というか「・・・お友達としてはいいよね♪」って感じだろうか? パキスタンを旅する旅人のほとんどはアジア横断組or世界一周組のどちらかの旅人が多い。まれに「パキだけ目的に来ました」という旅人もいたが超少数派だ。当然屈強な旅人が多く集まる情報もディープで多種多様、礼節をわきまえた常識的な異端児ばかりで面白かった。そしてなぜか夫婦パッカーやカップルと行動を共にすることが多かった。夫婦パッカーがこんなにも付き合いやすい人達だと知ったのは僕の旅にとって大きなプラスだ。この記事をアップしている現在はイエメンにいるが、フンザで知り合ったいぐち夫妻とはフンザ→ラワルピンディー→ペシャワール→UAE→イエメンとかれこれ2週間以上ご一緒させていただいており、現在も実は部屋を3人でシェアしている。人数が多い方が旅をする上で都合が良くそれは秘境であればなおのことなのだが、そういう理屈以前に3人のほうが楽しいのだ。ご夫婦の寝室にお邪魔しているようで恐縮ではあるがお二人も楽しんでいられるようなのでまぁいっか?さぁってどこまでパラサイトしようかな(笑) そんな大満足のパキスタン。決してすべての人に勧められる地ではないが少なくともバックパッカーの諸君。フンザは絶対に行っておけ!!後悔する事は絶対に無いと保障する。但し、交通事故に遭っても土砂崩れで飢えてもバスが自然分解しても、ホモに廻されても氷河で滑落しても、そしてウィルス性腸炎で死にかけても当方は一切責任は負えないし絶対に笑って済ますが。 でもめちゃくちゃ楽しいよ、パキ♪ 〔写真提供〕あきら&めぐ夫妻+いぐち夫妻+俺
by waruwagon
| 2007-05-06 02:04
| 11.パキスタン
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