by waruwagon プロフィール
Taku 29歳 独身 ドS
僕はきっと、世界一幸せななニートだと思います。 2006年10月より550日間世界一周旅行中。アジアもヨーロッパも中東もアフリカも南米も南極も中米もカリブ海もとっても思い出深いです。 ちょっと「わるのり」で地球2周目の冒険へと出発しましたが、遂に日本に帰国することに致しました。 まもなくわるのり最終回。 いままで、応援ありがとうございました! **************** 現在お嫁さんを募集中! ・日本語が話せる健康な方を募集しています ・未経験者優遇 ・経験者歓迎 ・楽しい職場です ・日本食が作れると素敵 (仕事の性質上、今回は女性のみの募集となります) **************** ※定員に達しましたので募集を終了します。欠員が発生した場合、再度募集を開始いたします。 お嫁さん応募、他応援メッセージなどメールいただけると飛んで喜びます。 warunori@gmail.com **************** カテゴリ
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約一週間苦しめられたウィルス性腸炎から無事復帰致しました。 症状から判断するにおそらく日本で昨年流行したと聞くノロウィルスだったようですが、日本から10,000km近く離れているここパキスタンでノロウィルスに苦しめられた僕は、やっぱり日本人なんだなぁと思ったりもしてみました。 療養中、フンザを旅する旅人たちにすっかりお世話になりっぱなしでした。特にバックパカーズハネムーンのアキラ&めぐ夫婦、世界一周アドベンチャーのいぐ夫妻はいつも様子を見に来てくれたり、食事時にはスープや食べられそうなものをみつくろっては持ってきてくれたり、虎の子の日本製おじやを差し入れしてくれたり・・・旅人ってなんてなんて素敵な人達が多いのでしょう。日本人に限らず困った人を放っておけない優しさにいつも心で泣いておりました。 メッセージやメールを下さった皆様もありがとうございます。みんなに支えられて旅してます。ありがとう。 さて、ここはフンザ。もうここフンザで2週間過ごしています。おそらくフンザと言う土地は堅気の皆様は一度も聞いたことが無い地名だと思いますが、ユーラシア大陸を旅するバックパッカーに知らぬものはいない超有名沈没地なのです。旅人が皆、一度は憧れ、行きたいと願うもシーズンとタイミングが難しく、また向う道も事故多発で長く険しいため夢の地となっているのです。 かくゆう私もユーラシア大陸で最も訪れたかった場所がここフンザ!噂に違わず、素晴らしい場所です。 元々このフンザは1974年までミール帝国という独立国でした。標高2600mの高地に住み、時間と言う概念が無い国で人々は争うこともなく土地を耕し山羊を飼って暮らしていました。今でもその生活はほとんど変わりません。そしてこの土地の人々は他のパキスタン人やアフガニスタン人と違いみな長身で青い瞳、金髪の人も多く美少年の産地としても知られています。一説によればアレキサンダー大王の遠征軍の末裔とも言われていますが、なるほどそれも納得できます。 周囲には標高8611mのK2をはじめ7000m級の山々が乱立。いつでも窓からヒマラヤの山々が望めるのですが、フンザの谷には杏やサクラの花々が咲き乱れ、緑も多いのです。ここが「桃源郷」と言われるのも納得です。 とにかくここは美しく、時間がゆっくり流れ、食事がおいしく、人々は優しい長寿の村なのです。僕はいままでこのフンザが世界で一番好きだと言う旅人に数多く会いましたが、フンザが嫌いだと言う人には誰一人として会った事がありません。 なお、ジブリ映画の「風の谷のナウシカ」はこのフンザ地方がモデルになっていると言われています。なるほど山々に囲まれた風の谷という雰囲気は確かにフンザにぴったりです。でもどちらかというとこの村々に住む人達の顔、特にお年寄りは宮崎アニメにそっくりです。森と共に住む、自然と運命を共にすると言う考え方もこの土地の人達との共通点を感じます。 本当に素晴らしい場所です。 君にもこの景色、この空気、この時間を見せてあげたいです。
by waruwagon
| 2007-04-17 21:34
| 11.パキスタン
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