by waruwagon プロフィール
Taku 29歳 独身 ドS
僕はきっと、世界一幸せななニートだと思います。 2006年10月より550日間世界一周旅行中。アジアもヨーロッパも中東もアフリカも南米も南極も中米もカリブ海もとっても思い出深いです。 ちょっと「わるのり」で地球2周目の冒険へと出発しましたが、遂に日本に帰国することに致しました。 まもなくわるのり最終回。 いままで、応援ありがとうございました! **************** 現在お嫁さんを募集中! ・日本語が話せる健康な方を募集しています ・未経験者優遇 ・経験者歓迎 ・楽しい職場です ・日本食が作れると素敵 (仕事の性質上、今回は女性のみの募集となります) **************** ※定員に達しましたので募集を終了します。欠員が発生した場合、再度募集を開始いたします。 お嫁さん応募、他応援メッセージなどメールいただけると飛んで喜びます。 warunori@gmail.com **************** カテゴリ
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暇はあるが金はない我々バックパッカーが普段どんな所に泊まっているのか?今回はちょっと趣向を変えてそんな謎を解いてみたい。
コレは別に旅行記に飽きたとかじゃなくて、ヨーロッパは意外に書く事が少ないとかそういうことじゃなくて、そもそも欧州は見所は多いけど入場料が高いから結局入場しなくて何も言えないとかそういうことじゃない。断じて。 そもそもアジアでは「ゲストハウス」と呼ばれる宿泊施設がバックパッカーにとっての宿である。日本語に直訳すれば「迎賓館」ということになるが要はベット以外何もない宿泊施設のことをこう呼んでいる。 中東エリアでは安かろうが高かろうが宿泊施設はすべてホテルと呼ばれる。アラブ人の誇り高さ(見栄っ張り)が伺える。 そしてここヨーロッパで「HOTEL」と名の付く宿泊施設に泊まろうとすると"大変なことになっちゃう"ので一般にはホステルに泊まる事になる。ホステルというのは若年者向けの宿泊施設のことで基本的にはドミトリーが多く教室くらいの部屋に24人分のベットが所狭しと並んでいてそれはそれは不気味だ。学生寮の空き部屋を開放してるホステルなどもある。値段はそれなりに安いのだがプライバシーは皆無だし盗難も頻繁に起こるので長く落ち着ける場所ではない。 そして今回皆さんに紹介したいのが『プライベートルーム』である。これは一般家庭の一室をお借りし、シャワーやトイレなどは家族と共用で使うという、まるでホームステイのようなシステムの宿なのである。基本的には『モグリ』なのでガイドブックや観光案内所では紹介してもらえないが、バスターミナルや駅などでそれとなく"もの欲しそうな"おばちゃんがいて、旅行者を見かけると近づいてきて耳元で「ルーム?」とか「スリープ?」とか囁いてくる。そしてのこのこ付いて行き、気づいたら団地の一室を与えられるという不思議なシステムの宿である。前回の記事のドブロブニクでもこのプライベートルームを利用したが、見晴らしの良い高台の一軒家の2階部分全部+テラスという好条件でユースホステルよりも随分安く泊まれた。このプライベートルームに関してはヨーロッパでは有効に使っていった方がどうやら旅はしやすいようだ。 話し変わってここはハンガリーの首都ブタペスト。ここには世界一有名なプライベートルームがありその名も『ヘレナハウス』というのだという。もちろん地球の歩き方には一行も触れられていないが多くの日本人旅行者がこの宿を目指す。ちなみにこのヘレナハウスはある団地の一室であり一階の入口にはオートロックの鍵があるのだが、なぜかその鍵の開け方をほとんどの日本人旅行者がチェックイン前に知っているというのは不気味である。 ちなみにこの宿の魅力は値段に尽きる。このご時世、ヨーロッパで1泊7ユーロで泊まれる場所は少ない。そしてこの宿では朝食ではなく昼食が無料で提供される。たいして美味いわけではないが、午後1時くらいに宿でこの昼飯を食べてお喋りしてると結局3時くらいになり、どこにも出かけることなく夜になり、翌日もそれの繰り返しというとんでもない延泊システムである。実にだらしない旅行者の心理を読んだシステムといえよう。 ただし!この宿のヘレナばあさんを初めとする家族の方々はかなり身勝手で横柄な人々である。まず早朝から潔癖症なくらい掃除をするのだが部屋はダニでいっぱいである。理由は簡単でテーブルクロスや棚の上は掃除するのに床には目もくれないのである。その掃除の方法は間違ってると言いたい。そしてくちうるさい。英語は基本的に「マネー、ノイジー、プロブレム、ディフィカルト」しか言わないのだが、これを組み合わせ客を精神的に追い込んでいく。言葉攻めである。そして一番の問題は宿内で窃盗事件が多く起き、犯人が家族の中にいるということなのだが…。 まぁそうは言ってもハンガリー人の家にホームステイするなんてめったに出来る経験じゃないし、ハンガリーの家庭料理も食べられていいじゃないか?と仰る皆さん、勘違いしてはいけない。ヘレナ一家はハンガリー人ではない。そこが既に根本的に違う。 しかしヘレナハウスは安いし、いろんな旅行者が集まるので情報も集めやすく、上手にヘレナの言葉攻めを避け、盗癖のあるヘレナの息子から荷物を守りつつ楽しく過ごしていた。ハンガリーはフォアグラが安いので市場ででっかいフォアグラを買ってきてみんなで食べたり、温泉プールではしゃいだりと楽しく過ごしていた。 ・・・が、ある朝、突然ヘレナに宿を追い出された。 起きたら突然、お前は出て行けと言うのだ。 その前日、ヘレナの娘(40歳位)が俺の荷物を勝手にいじくり出したので「さわるな!お前らは身勝手すぎるぞ!掃除なら自分でやる!」と怒鳴りつけたのをヘレナに言いつけられたらしい。バカらしくて怒る気も起きない。 まぁこんなアトラクションのような宿がプライベートルームなのである。 バックパッカーが普段どんな感じで生活してるか少し分かりましたか? ぼくらはいろんな意味で「ホームレス一歩手前」なのです。
by waruwagon
| 2007-08-16 07:40
| 21.ハンガリー
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